◆阿部善博委員 予算書236ページ、予算主要施策説明書126ページの学校情報教育推進事業の校務支援システムについて伺う。先ほど来、話があるように学校の先生が忙しいという中で、実際にその原因について幾つか話を聞いてみると、かなりの割合で学校にパソコンが入ってから忙しくなったという方がおられた。これまでの業務に加えて、パソコンが来たことでパソコンの業務がプラスになっているという声があった。そうした中で、こうした校務を支援するシステムが入るということで、どうしてこのシステムが入ると仕事が楽になるのか、学校でこのシステムを使うことによって新しく子供と向き合う時間がとれるのかということをきっちりと説明していかないと、またこのために時間がとられてしまうのではないかという心配が出てくるのではないかと思うが、そのあたりはどうなっているのか。 ◎金井総合学習センター所長 これまで紙の文書でやりとりしていた時代には、例えば教育委員会からの文書は週2日ほど定期的に来ていたが、インターネットがつながったことによって毎日通知が来るということになり、その整理が毎日の業務になってしまったというようなマイナス面もあった。現在、学校の成績処理についてはコンピューターを使って行っているところである。しかしながら、統一されたソフトがない状況で、コンピューターにたけた先生がプログラムを組んで成績処理のソフトを開発し、ふぐあいやOSのバージョンアップ等にも、その先生やコンピューターにたけた先生が随時対応していたような状況であった。また、例えば通知表や指導要録、高校に提出する調査書においては、そのたびに打ち込んだり、コピー・アンド・ペーストというような手作業を必ずしなくてはならない状況であった。この校務支援システムを導入することにより、当然、最初の打ち込みは手作業が必要だし、十分な確認は必要だが、一度、正確に入力した情報については、さまざまな表簿、帳簿で同時に使うことができるということで、打ち込みやコピー・アンド・ペースト等の手作業を削減することができ、校務の効率化とともに安全性、正確性を今まで以上に担保できるものと思っている。また、このソフトの導入に当たって、これまで校長会を初め、学校の教職員、各研究会等の代表の方にも来てもらい、どういったソフトが使いやすいか、どういった機能が必要かというような意見聴取を十分に行った上で、来年度の入札に向け、仕様書づくりにも学校の意見を十分考慮した上で導入を図っていきたいと考えている。 ◆阿部善博委員 私もつくっていたのでわかるが、1回つくってしまうと、合う人はすごくいいと言うが、合わない人もたくさん出てくるので、そういう人たちの声も聞いていかなければならない。負担になるようなことがないようにするためには、1回つくって、これをしばらく使ってくださいとなると、どうしてもシステムに仕事を合わせる、システムがこうなっているからというやり方になってしまう。そうすると、面倒だろうが何だろうが、システムでこうなっているからやるんですということになってしまう。最初の導入時だけではなく、その後も細かい改善は絶対必要になるので、しばらくの間はそういうことを続けて、声をフィードバックするような仕組みでやっていってもらいたい。  続いて、予算主要施策説明書125ページの学校建設費でつり天井を撤去するということだが、以前、つり天井はもうないと言っていたのが、現地を見に行ったらありました、アスベストのときももうありませんと言っていたのがまた出てきたり、いろいろあると思う。これまで書類の管理や設計図の管理は紙ベース等で行っており、何十年も前のものだったり、合併してなくなったものもあるのではないかと思うが、これからの時代は学校の設計図なんかもデジタル化してあれば、アスベストと打てば、どこにどれだけ使っているという記録がすぐ出てくるのではないかと思ってしまうが、過去、このようなものはどのように管理してきて、これからどうしていくのかということについて伺う。 ◎山口学校施設課長 学校の図面関係の管理についてだが、委員が言われるように、できれば電子化して管理すべきと考えているが、紙ベースで持っているのが現状である。また、さらに図面等を竣工図、完成形で持っている学校もあるが、現状に合った図面が整理されていないという課題もある。確かに電子化で管理してスムーズに抽出できるようなシステムがあればこのようなことが起こらないわけなので、今後の課題として検討していきたい。 ◆阿部善博委員 校務支援システム等、いろいろと取り組まれているので、学校関係や教育関係については総合的に電子化したほうがいい部分もたくさんあると思うので、取り組んでもらいたいと要望する。  それから、総合学習センターのほうでネットパトロールの予算も計上されていると思う。中学生の子と話したが、例えば普通に動画サイトで動画を見て、その動画を見た後にお勧めですというのが横に出てきて、何となくクリックしてみたら、中東のテロリストによる残虐映像などが見たくなくても出てしまうわけである。それを子供なんかが何だろうなといって見てしまう。それが話題の種になり、どうだった、こうだったという話をしている。ネットパトロールによりネットいじめやプロフィールサイトのチェックをすることは必要だと思うが、見てはだめだと言っても、それはもう出てきてしまうものであり、そうしたネット社会のあり方についても子供たちに教育することが必要である。一方で社会がどんどん変わっていく中、インターネットや情報化社会に対して、相模原市の教育のあり方として、子供もそういうものが見れるような状況に対してきちんと発言していくべきではないかと思ったが、そういうものについてどのような対応をしていくのか考えを伺う。 ◎金井総合学習センター所長 現在、ネットにつながる携帯ゲーム機を含めてインターネットにつながる機器を持っている子供は9割以上に達しているような調査もある。そんな中で、大人が子供を取り巻いている環境を十分に理解できているかどうかという点については疑問が残るところでもあり、子供のほうが先行しているというような状況が現実ではないかと考えられる。そんな中、まず大人が子供を取り巻く状況を十分理解することや機器の基本的な仕組みを知ることが重要であると捉えているが、例えばフィルタリングをすることで避けられる危険というのも数々あろうかと思っている。こういったことについて、子供たちだけではなく、大人向けの啓発を十分に進めていくことが大事であるとともに、市長部局や協議会等とも連携する中で市立小中学校PTA連絡協議会等へ働きかけたり、警察のサイバー対策等との連携を図るなど、そうした社会的な取り組みも今後は必要になってくると考えている。今年度は市立小中学校PTA連絡協議会との連携も含めて具体的な協議を進めているところだが、子供のネット利用に関するルールづくりを含めた適切な使い方、それから大人として考えなければならないこと、これら両方を踏まえて今後進めていきたい。 ◆阿部善博委員 子供、それから関係者に対する取り組みというのはこれまで以上にまた進めてもらいたいと思う。フィルター等も当然必要だが、社会がもう子供たちの世界にどんどん入り込んでおり、それが子供のためになるのかというとなるわけはないので、子供のためにどのようなネットのあり方が必要なのかということをやはり教育関係者として声を上げてもらいたいと思う。そこはみんなで考えていくということで、これからぜひ一歩踏み込んで取り組んでもらいたい。  次に、予算書244ページ、予算主要施策説明書130ページの文化財保護費で伺う。私地内で建物の工事をして土器や重要な遺跡みたいなものが出てきた場合、それから道路工事等の公共事業を行っているときに文化財と思われるものが出てきた場合、市としてどのような対応をしているのか、また、どのように関係者の皆さんに周知しているのか伺う。 ◎小俣文化財保護課長 埋蔵文化財の取り扱いについてだが、民間開発による埋蔵文化財の対応、それから公共事業による対応とあるが、基本的には、まず市で文化財の分布状況を把握し、その中で調査が必要な場合、それぞれに実施してもらっている。その調査の結果、試掘ではなく、これは本当に調査が必要だ、破壊されるに当たって調査をし、それを記録保存しなければならないということになると、それぞれの実施主体の方々に記録保存をしてもらって、その本を300部、私どもに提供してもらう。それを周知する形で各関係機関に配って、文化財の記録に努めている。また、出てきた埋蔵文化財で出土した土器等については、私どもに寄贈いただくというような形で保存している。 ◆阿部善博委員 例えば私地内でも道路や公共の場所であっても、貴重な財産の文化財、かけがえのないものの可能性があるので、それをなるべく保護し、みんなで大事にしようという意識が生まれるような仕組みになっていればいいと思うが、例えば自分の家の敷地内に出てくると、家が建たなくなる、余計な出費が出てしまう、困ったというような意識になると、どうしても見なかったことにしようという意識が生まれてしまうかもしれない。道路工事であれば、仕事がまだたくさんあるのに中断したら困る、お金が入ってこなくなるという意識は当然わくのではないか。そのような声があってはならないのであって、なるべく貴重なものが出たら、みんなで守ろうというような仕組みにしていかなければならないと思うが、いかがか。 ◎小俣文化財保護課長 文化財の保護という観点だが、委員が言われるとおり、大変貴重な埋蔵文化財であっても、なかなか御理解いただくのが大変な場面もある。そういった中で、私どももどのようなものが出てきたのか、それはこういうものだということを市民の方に広く示していかなければならないという考えを持っている。その中で、この文化財を大切にしていこう、私たちの国にとっての財産だということを示していかなければならないという観点で、私どもも毎年度末に相模原の発掘の最新情報というような形で博物館で展示会を開催したり、または学術調査で一部、津久井城の調査をやったり、または、来年度予算に計上した川尻石器時代の調査等、学術的な調査を行う際には市民の方にごらんいただき、または子供たちに発掘を経験してもらうといった取り組みを行っている。まだまだそういう取り組みが足りなくて、御理解いただけない点が多々あると思っているが、そういうことにしっかりと取り組んでいきたい。 ◆阿部善博委員 ここはやはり市としてみんながそういう意識になれ導けるような施策を展開してもらいたいと意見として述べておく。  次に、予算書248ページ、予算主要施策説明書132ページの博物館費の関係だが、博物館を訪れる子供たちの見学姿勢がよくないのではないかという市民の方からの声を受けた。実際に私も見たり聞いたりしていたが、当然、見る姿勢も教育の一つだと思うし、居合わせた方々からすると、相模原市の子供たちはどのような教育がされているんだというような声も出ているのではないかという危惧の念も持った。学校の先生方が一生懸命やっているのはわかるが、そういうような声もある中で、博物館としてどのように考えているのか。 ◎菊地原博物館長 今年度は途中だが、116団体、1万3,000人ばかりの小中学生に訪れていただいている。そうした中で、委員が言われるとおり、子供たちの態度という部分で目につくところもある。当館としては、校長先生のOBが学習指導員という形でお二人おられるので、その方々が子供たちに話をさせてもらって、きちんと大切なものを見てもらうという取り組みをしている。そうは言っても、全ての子供たちがそういう状況ではないので、できるだけよくわかるような形で子供たちに諭していきたい。 ◆阿部善博委員 当然、博物館は学習の場でもあるし、ここだけではなくて、いろいろな場所でも同じことがあると思うので、ぜひしっかりやってもらいたい。  それから、学区の適正化についてだが、都市部では子供がふえ、今までの学区では問題が出てきているが、例えば理科室などを教室に変えて対応するというようなことがあってはならないと思う。学童保育へ影響が出たり、さまざまな影響があるので、これは急いでしっかりと方針を示してもらわなければ、保護者の方々も心配しているし、負の影響が出てくるように思う。ここはしっかり対応してもらいたいと意見として述べておく。  最後に、予算書233ページ、予算主要施策説明書122ページの学童通学安全経費についてだが、さまざま施策があるということで、そちらはしっかり進めてもらいたい。平成26年度に南区の方から子供たちの交通安全に対して使ってほしいということで80万円の寄附、20万円相当の物納があったと承知しているが、その後の使い方とどのように寄附者にフォローしているのか伺う。 ◎馬場学務課長 今回、市民の方から市内の通学路の安全確保に向けて交通安全物品の充実に寄与したいという意向を受けて、本事業に活用している。具体的には寄附をいただいた80万円相当については、市内の全小学校に横断旗や登下校時の安全指導の際に着用する安全ベストなどを想定して、年度当初の早い時期に全校へ配付していく予定である。寄附者の方については、市としてこれから感謝状等を贈呈しながら、今後も地域の見守り活動等に寄与いただきたいということで感謝申し上げたい。 ◆阿部善博委員 こういう話をしたところ、自分もそういう支援がしたいというような方が複数名おられた。こういうような気持ちを持った方がたくさんおられるので、できる形で協力してもらうということで、PRというか、間口を広げるというか、そうした受け皿をつくってもらいたい。  それから、朝、見守り隊の人たちと一緒に立ったりしているが、ずっと同じ方々がやられているところと保護者の方が順番でやられているところがあるなど、さまざま地域があると思う。ベストすら足りなくて、お母さんが引かれそうになっている場面も結構ある。また、子供たちに注意を喚起しても、やはり限界があると思う。先ほど江成委員から話があったように、道路がきちんとできていれば一番いいが、なかなか事情が許さないということなので、私が見た限りで一番必要なのは通学路を通る車のスピードが出し過ぎだったり、横断歩道でとまらないということがあるので、やはり運転手の皆さんに働きかけることが重要だと思う。そちらをやらないと、いつ大きな事故が起きてもおかしくないと思っている。また、見守り隊の皆さんも教育長や教育局長にぜひ見に来てもらいたいという話をされていた。当然、いろいろなところへ見に行っていると思うので、皆さんのところにはまだ来ていないのかもしれないが、取り組みをやってくれると思いますというように話をしている。これからもみんなでできることを一つずつやってもらいたいと意見として述べておく。