平成28年  2月 全員協議会 全員協議会会議録 平成28年2月22日 開会 午後3時15分 閉会 午後4時26分 出席議員 羽生田 学  竹腰早苗   田所健太郎  石川 達   小林丈人 南波秀樹   宮崎雄一郎  渡部俊明   山口美津夫  鈴木晃地 長谷川くみ子 山下伸一郎  松永千賀子  小田貴久   臼井貴彦 後田博美   小野 弘   石川将誠   古内 明   寺田弘子 長友義樹   野元好美   五十嵐千代  桜井はるな  関根雅吾郎 鈴木秀成   西家克己   久保田浩孝  大崎秀治   小野沢耕一 阿部善博   須田 毅   森 繁之   栗原 大   岸浪孝志 大沢洋子   江成直士   金子豊貴男  栄 裕明   加藤明徳 米山定克   沼倉孝太   稲垣 稔   久保田義則  山岸一雄 欠席議員 中村昌治 理事者 加山市長 小星副市長 梅沢副市長 古賀副市長 森市民局長 荻野同局次長 野村都市建設局長 森まちづくり計画部長 宮崎文化振興課長 和田都市計画課長 長谷川総務法制課長 芦野同課担当課長 事務局 石井議会局長 小峰同局次長兼政策調査課長 沼田同課担当課長 若林議会総務課長 小宮議事課長 川端同課総括副主幹 竹下同課副主幹 中島同課主査 関同課主任 案件 相模原市美術館基本構想(案)について 第7回線引き全市見直し(案)について 傍聴者 あり 署名 議長    午後3時15分 開会 ○阿部善博議長 ただいまから全員協議会を開会する。  出席議員は45名で定足数に達している。  本日、中村昌治議員より欠席の旨通告があったので報告する。  最初に、本日の全員協議会の案件について、市長から発言の申し出があるのでお願いする。 ◎加山市長 本日は、相模原市美術館基本構想案と第7回線引き全市見直し案について説明したく、お願いしたものである。  初めに、美術館基本構想案についてだが、この基本構想については、平成26年2月の相模原市美術館基本構想検討委員会からの答申を尊重し、さがみはらの未来へ向け、市民とともに、まちづくり、ひとづくり、ものづくりをおこなうアートフィールドの拠点を基本理念とした美術館を整備するため、策定するものである。  美術館の設立に向けては、地域の活性化に寄与するとともに、市の文化振興のシンボルとして、幅広い分野の創造活動を発信し、相模原の夢ある未来の基盤をつくり上げることを目指して、取り組んでいきたいと考えている。基本構想については、今後、パブリックコメントを経て、平成28年度に作成したいと考えている。  次に、第7回線引き全市見直し案についてだが、神奈川県内の都市計画区域の区域区分は、昭和45年の当初線引き以来、これまで6回にわたり見直しがされてきたが、国の地方分権改革により、その権限が指定都市に移譲されたことなどを受けて、このたび、本市の特性を踏まえた都市計画区域の整備、開発及び保全の方針案等を取りまとめたものである。  この方針案等については、今後、説明会や公聴会での市民の皆様の意見なども踏まえて、策定していきたいと考えている。  各事項に関する具体的な内容については、担当の局長より説明させてもらう。 --------------------------------------- △相模原市美術館基本構想(案)について  ○阿部善博議長 日程1相模原市美術館基本構想(案)について、説明をお願いする。 ◎森市民局長 相模原市美術館基本構想案について、お手元の資料に基づき、説明させてもらう。  初めに、相模原市美術館基本構想(案)についてという表題のA4、1枚の資料をごらんいただきたい。  1の策定の趣旨だが、相模原市美術館基本構想は、文化振興政策の一環として、本市の美術環境に恵まれた地域特性や美術にかかわる豊富な活動実績を生かすとともに、相模原市美術館基本構想検討委員会から平成26年2月に受けた答申を尊重し、さがみはらの未来へ向け、市民とともに、まちづくり、ひとづくり、ものづくりをおこなうアートフィールドの拠点を基本理念とした美術館を整備するための構想として策定するものである。  2の相模原市美術館基本構想案の構成だが、本基本構想案は、大きく、(1)背景及び経緯、(2)本編、(3)推進に当たっての3章から構成されている。  3の今後の予定だが、3月15日号の広報さがみはら等において案内させていただき、3月15日から4月15日の32日間にわたり意見募集を行い、5月には、相模原市美術館基本構想として策定したいと考えている。  それでは、お手元の相模原市美術館基本構想(案)の内容について、相模原市美術館基本構想(案)概要版、A4横のものに基づいて説明する。  1ページは、本市の美術館整備に向けた経過をまとめたものである。経過については、本市の文化振興政策、本市の美術環境に恵まれた地域特性、本市の美術にかかわる豊富な活動実績、美術館を取り巻く近年の活発な動き、広域交流拠点である橋本駅及び相模原駅の大きく5つがある。このような経過を経て、相模原市美術館基本構想検討委員会から平成26年2月に答申がなされ、この答申内容を尊重しつつ、基本構想案として取りまとめたものである。  2ページをごらんいただきたい。まず、本市の文化振興政策について説明させてもらう。本市においては、美術館やフォトギャラリーについて、第3次総合計画から現在の第5次総合計画まで、継続的に検討を進めてきた。本基本構想案では、こうした総合計画に位置づけのある美術館とフォトギャラリーを統合し、相模総合補給廠一部返還地へ整備を検討している総合的な機能を持つ美術館で、その実現を図っていきたいと考えている。  3ページをごらんいただきたい。本市及びその周辺には、女子美術大学、桜美林大学、多摩美術大学、東京造形大学といった美術系大学や芸術科美術専攻の学科を持つ弥栄高校があるとともに、アーティストが多く居住している藤野地区のほか、アート系公共施設や民間ギャラリー、芸術家のアトリエやスタジオなど、地図上に丸数字で記載している多様なアートスポットが、市外周辺地区も含め、各所に点在している。こうした全国的に見ても恵まれた美術環境を持つ本市の地域特性を生かし、本市内外に所在する多様なアートの資源をつないだ事業展開を図ることが重要であると考えている。  4ページをごらんいただきたい。本市の美術にかかわる活動実績としては、写真にあるように、造形さがみ風っ子展やフォトシティさがみはら、相模原市民ギャラリー、アートラボはしもとでの取り組みなど、それぞれが独自性のある美術活動を行ってきたところである。こうした本市が誇る美術活動の継続と充実に向けたさらなる展開が必要であると考えている。  5ページをごらんいただきたい。美術館は、美術作品や関連資料の調査研究、収集、保管、展示を行うことが基本的な機能となっている。この機能は、関連法規である博物館法に基づくものとなっている。  6ページをごらんいただきたい。最近の美術館には、基本的な機能に加え、地域のイメージアップにつながる集客力の高いアートイベントの企画やアートを活用した地域活性化からまちづくりのための事業、アニメやデザインなど新たなテーマへの挑戦など、これまでとは違った役割が求められる状況になってきている。  7ページをごらんいただきたい。本市では、橋本、相模原の両駅周辺を首都圏南西部の広域交流拠点として一体的な整備に向けた取り組みを進めているが、特に相模原駅については、安心とゆとりのある文化、行政が集積する中枢業務拠点としてのまちづくりの実現に向け、都市の魅力や個性を高めるための文化創造機能が求められている。  8ページをごらんいただきたい。これまで説明させてもらったとおり、総合計画に位置づけのある美術館とフォトギャラリーの統合、全国的に見ても恵まれた美術環境を持つ地域特性の活用、本市が誇れる美術活動の継続と充実、美術館に求められる新たな役割、広域交流拠点として、都市の魅力や個性を高める文化創造機能などから、本市では、美術館整備の具体化に向けた取り組みが必要であり、その一環として、美術館基本構想を策定するものである。  9ページをごらんいただきたい。基本構想案の内容について説明させてもらう。美術館の基本理念については、答申の内容を尊重し、さがみはらの未来へ向け、市民とともに、まちづくり、ひとづくり、ものづくりをおこなうアートフィールドの拠点としている。この基本理念は、美術館の基本機能に加え、新たなアートを創造する活動を市民の皆様とともに展開する拠点として美術館を位置づけるものである。なお、アートフィールドとは、アートにかかわる多様な活動を展開するエリアとして、自然と都市が共生する本市及びその周辺を意味しており、美術館を拠点としつつ、美術館という施設内にとどまらず、広く市内外を巻き込みながら活動を展開していくことをあらわしたものである。また、基本方針については、基本理念に掲げたまちづくり、ひとづくり、ものづくりについての方向性を明確化したもので、それぞれ本市のアートを伝え受け継ぐとともに、アートを活用した地域の活性化を図るまちづくり、アートに親しむ市民をふやし、アートを創造する人材を育むひとづくり、アートを取り巻く人材の連携により、新たなアートを創造するものづくりという考え方で、本市独自の新たなアートの創造を行っていきたいと考えている。  10ページをごらんいただきたい。基本方針であるまちづくり、ものづくり、ひとづくりを実現するため、答申の内容を尊重し、自然と都市の共生を目指す、伝え、受け継ぐ、つくり、育て、学ぶ、結び合う、未来を生きる子供たちを育むの5つを事業の方向性として整理したものである。  11ページをごらんいただきたい。先ほどの5つの事業の方向性から展開する主な事業について記載している。美術館では、調査、研究という作業を通じ、その成果のもと、収集、保存、展示、教育普及、文化創造、発信、交流促進の各事業に取り組んでいく。  12ページをごらんいただきたい。ここからは、各事業について、イメージを含め、ごらんいただきたい。調査、研究については、本市のアート活動や最新のアートの動向などの調査、研究を行うもので、これは美術館の全ての事業の基盤になるものである。  調査、研究の成果は、広く市民に対し、作品の展示や教育普及事業として展開を図っていく。  13ページをごらんいただきたい。収集、保存については、本市ゆかりの著名な画家や写真家の絵画や写真作品を中心に収集し、安全な環境のもとで保存することにより、後世に継承していきたいと考えている。  14ページをごらんいただきたい。展示については、本市の美術館は、多くの市民にアートに触れる機会を提供し、関心を高めてもらえるよう、先進的かつ斬新な企画展を開催し、市内外から多くの集客を見込めるよう取り組むとともに、これまでの美術館にはないアート作品の制作過程を公開する取り組みや、その制作過程に子供たちが参加し、アートによる創造性を育む展示なども行っていきたいと考えている。  また、本市ゆかりのアーティストの絵画や写真なども常時展示していきたいと考えている。  15ページをごらんいただきたい。教育普及については、市内及び周辺に美術系大学が集積する強みを生かし、各大学と連携しながら、子供を初めとした市民向けの講座やワークショップなどの多様な教育普及事業を展開していきたいと考えている。  また、そのプログラム開発に当たっても、各大学やアーティストと連携したプロジェクトとして推進していきたいと考えている。  16ページをごらんいただきたい。文化創造、発信、交流促進については、美術環境に恵まれた地域特性を生かし、大学などと連携した展示や教育普及事業を市域全体の多様な場で展開することや、アーティストやデザイナーと企業とのマッチングの支援なども行っていきたいと考えている。このようなアートを活用したさまざまな取り組みが、本市における新たなアートを創造し、本市の魅力をより発信できるものにつながると考えている。  17ページをごらんいただきたい。美術館の全体像について説明させてもらう。多様な作品の展示などを行う芸術文化の総合拠点である仮称美術館相模原においては、広域交流拠点における文化創造機能を担い、調査、研究、収集、保存、展示などを行い、市民との連携や交流による新たなアートの学びと創造の場である仮称美術館橋本においては、既にアートラボはしもとで実現が図られている文化創造、発信、交流促進や教育普及に加え、展示などの機能をさらに充実させることで、新たなアートの学びや創造に向けた取り組みを進めていきたいと考えている。  この2つの施設それぞれが、その特徴を生かすとともに、その活動は施設内にとどまらず、この構想案に掲げるアートフィールドにおいて広く展開していきたいと考えている。  こうした活動の展開は、本市への愛着心の一層の醸成や市民の文化度のさらなる向上につながるとともに、市内外にアートを通じた本市の新たな魅力や個性などの発信が可能となることから、首都圏南西部の広域交流拠点としての人や企業に選ばれるまちづくりに貢献することにもなると考えている。  18ページをごらんいただきたい。施設整備の基本的な考え方について説明させてもらう。美術館相模原は、多様な作品の展示などを行う芸術文化の総合拠点となるよう整備を進めていく。美術館相模原は、広域交流拠点における文化創造機能を担うため、相模原駅周辺の相模総合補給廠の一部返還地に整備を予定しており、同返還地にあわせて整備される広域交流機能や広域商業機能、業務、産業支援機能や業務、行政機能を担う施設との連携による相乗効果が生まれ、交流及び生活人口の拡大が効果的に図れると考えている。  こうした取り組みを進めることにより、相模原駅周辺の広域交流拠点整備における安心とゆとりのある文化、行政が集積する中枢業務拠点の実現に向けたさらなる戦略的な展開が可能になると考えている。  19ページをごらんいただきたい。市民との連携や交流による新たなアートの学びと創造の場としての美術館橋本は、本市及びその周辺の美術系大学に近接し、美大生が多く活動し、住み、行き交う橋本駅周辺が適地であり、アートラボはしもとがこれまで培った地域住民や地元商店街などとのネットワークを生かしていきたいと考えており、現在のアートラボはしもとを当該地において再整備を行うことにより、想定している各種の事業展開が可能になるものと考えている。  20ページをごらんいただきたい。施設概要として、それぞれの施設の内容について記載させてもらっている。まず、美術館相模原については、多様な作品の展示などを行う芸術文化の総合拠点として、相模原駅周辺の相模総合補給廠一部返還地内を建設候補地として、収集、保存に必要な収蔵庫、常設展示室や企画展示室といった展示室など、美術館の基本機能を備えた総合的な美術館としての施設整備を考えている。また、美術館橋本については、市民との連携や交流による新たなアートの学びと創造の場として、これまでのアートラボはしもとの立地場所を建設地とし、教育普及を行うワークショップスペースや公開型スタジオなど、新たな機能を充実させていきたいと考えている。  21ページをごらんいただきたい。今後、美術館整備を進める上で必要な運営、事業推進体制について、基本的な考え方、整備に向けた取り組み、運営における取り組みをまとめたものである。特に、基本的な考え方である①積極的な市民協働の展開を図り、美術館が市民に開かれたものとなるよう取り組んでいきたいと考えている。  22ページをごらんいただきたい。広報のあり方については、美術館の活動が広く市民に知られることが必要であることから、総合的な広報方針などについて、検討を進めていきたいと考えている。  最後に、推進に当たってだが、これまで説明してきた基本構想案の内容を実現するため、必要な取り組みや留意点などをまとめたものである。特に⑤美術館の特殊性を踏まえた効果的な民間活力の導入については、本市芸術文化の継続的な調査、研究や収蔵作品の収集判断などには専門スタッフの知識や経験が必要であるという特殊性を踏まえ、PFIや指定管理者制度の導入検討を進めていきたいと考えている。  なお、お手元の相模原市美術館基本構想(案)さがみはらアートフィールド、A4縦型の資料については、後ほど参照してもらいたい。  以上で相模原市美術館基本構想案の説明を終わらせてもらう。 ○阿部善博議長 ただいまの説明について、質疑、発言があったらお願いする。 ◆森繁之議員 まず、橋本の美術館の再整備については、これまでもアートラボはしもとの実績があるということで、19ページに書いてあった基本的な考え方の橋本の美術館の活用方法については理解できるところである。  しかしながら、どうしても2館構想というところに違和感を覚えている。1つは、橋本の美術館の再整備はどのくらいの規模の建物を考えているのかがわからないと議論のしようもないが、相模原でやろうとしている常設展示あるいは芸術文化の総合拠点の機能も含めて、橋本の再整備に合わせて建物が建てられないのかを聞きたいと思っている。  もう一つは、橋本側を先行整備するという話だが、具体的なスケジューリングは、これから検討するのか、あるいは先行整備するということであれば、いつぐらいから着手するということが決まっているのか、まず、この2点を伺う。 ◎荻野市民局次長 まず、アートラボはしもとの再整備の規模だが、現在、床面積としては1,800平米ほどあると承知している。今後、精査を進めていくが、公共施設の保全・利活用基本指針もある関係で、それよりも規模は小さくなると考えている。  また、2点目で質問をもらった整備のスケジュールにも関連してくるが、今後、日新製鋼との調停のぐあいも見ながら、基本設計、実施設計等、進んでいきたいと考えている。そういった検討の中で、最終的なアートラボはしもとの再整備に要する面積を決めていきたいと考えている。  また、相模原に整備を考えている総合的な美術館を橋本でできないかということだが、相模原の美術館について、具体的な規模は決まっていない。しかしながら、他市の例を見ると、静岡市や熊本市は、複合型の美術館ということで整備され、面積としては、大体3,000平米から6,000平米を要している。これらを参考に考えると、現在のアートラボはしもとが建っている土地では、それ相応の規模の総合的な美術館はできないと考えている。 ◆森繁之議員 確かに、土地の規模的には無理かもしれないが、3階、4階建てなどにして、多分、隣に大きなマンションがあるので高さ制限はないと思うが、駐車場を地下や屋上にするなど、工夫はいろいろできると思う。  また、公共施設の保全・利活用基本指針の中で、これから新たに相模原につくるということであれば、公共施設がふえることになってしまうので、施設規模の大小で解決できるものであれば、そのほうが効率がいいと思ったので話させてもらった。  次に日新製鋼の話もしようかと思っていたが、話があったので控えたいと思う。  もう一つ、13、14ページに収集、保存、展示とあり、本市ゆかりのアーティストの絵画や写真を中心に収集するというのは理解できるが、やはり、多くの客を呼ぶとなると、もっと有名な方の絵画の収集も必要になってくるのではないかと考える。本市ゆかりのアーティストの絵画や写真の収集だけなのか、あるいはそのほかの収集も考えているのかということと、展示方法で、ここにも書いてあるとおり、斬新な企画展を開催して人を呼ぶということだが、今、斬新な企画展ということで何か戦略を考えているのかを含めて2点伺う。 ◎荻野市民局次長 美術品の収集方針だが、私どもが計画している美術館は、市立美術館という形になろうかと思う。そういったことから、事業展開にも書かせてもらっているが、美術館として一番大事な機能は、調査、研究であると考えている。これまで、私どもは、本市にゆかりのある遠藤彰子さんなど、いろいろ著名な方はいるが、そちらの調査、研究がされていない状況で、まずは市立美術館なので、本市にゆかりのある著名な芸術家の調査、研究を第一に考えていきたいと思っている。その後、十分な収集等が図られた暁には、ということはあると思うが、まず必要とされるのは、市内ゆかりの方と考えている。  また、展示方法の斬新な企画展という質問をもらったが、これが斬新かと言われると、なかなか難しいところもあるが、例えば、一般的に言われている芸術品、絵画や写真はもちろんだが、それ以外に、現在、日本固有の文化と世界的に認められているアニメや漫画も場合によっては採用し、集客が見込めると考えている。今、一例を言ったが、そういったものを広く検討しながら、集客が見込め、また、市民の文化向上に寄与できるものを考えていきたいと思っている。 ◆森繁之議員 昨年、高知に行って、まんが甲子園通りやまんが甲子園という勉強をしてきたが、相模原市内の高校生も、そちらに出て賞をもらっていたこともあったので、こういうことも含めて考えたほうがいいと思った。また、市内ゆかりの漫画家あるいは芸術家だけではなく、芸術家の作品を収集している収集家も多分たくさんいると思うので、そういった方々の発掘も含め、よりよい作品を集めてもらって、せっかく整備したのに誰も来なかったということではなく、まずは行ってみたいという雰囲気をつくれればいいと思う。  ただ、冒頭言ったとおり、2館整備については、市民もうわさを聞いて、本当に2館つくるのかという話もあるので、もう一度、よく検討してもらえればと思う。 ◆金子豊貴男議員 今の森議員の質問とも関連するが、美術館、写真館という話がアートという横文字になると、範囲がどこまでかというのが非常にわかりづらくなってくる。かつ、提案されている中身を見ると、今度はフィールドになってくるわけで、非常に幅が広くなる。今まで、例えばミュージアムという考え方があって、城山エコミュージアム構想や、市立博物館でいえばミュージアムというように、地域のフィールドとしてのミュージアムという考え方も出てくる。そういう意味で、アートという表現の中で、どこまでが範囲になるのか。絵画や美術品の展示がメーンなのか、写真も、両方出ているから、その2つは間違いないと思うが、その範囲がよくわからない。  なぜかというと、私は、提案を聞いて、すごくいいと思っているが、相模原の場合、例えば、世界的な日時計作家、小原銀之助さんが上鶴間に居住していて、その娘さんの小原輝子さんが、今、日時計作家として世界的にも仕事をされている。相模原市内の小中学校その他にたくさんの日時計があるが、これがこの中に少しでも見えてくると、何となくイメージが湧いてくるが、そういう点も含めて、どこまでがアートなのかというところを少し話してもらいたいことと、あわせて、例えば川崎市だと、岡本太郎美術館あるいは藤子・F・不二雄ミュージアム、隣の町田市だと国際版画美術館になるという中で、岡本太郎さんの作品は、西門商店街の両側に呼ぶ赤い手、青い手があるが、ほっておかれている状態である。そういうものもきちんとしないと、アートのまちという構想が泣いてしまうのではないかと思う。箱物として2つの施設というのはわかるが、やはり、その基盤になっている相模原のアート全体を、もう少し見直していく、あるいは発掘していくことも含め、必要なのではないかと思うが、いかがか。 ◎荻野市民局次長 まず、アートの定義について、説明は省かせてもらったが、相模原市美術館基本構想(案)本編の4ページに、用語の定義ということで、アートとはと定義させてもらっている。近現代美術を初め、コンテンポラリーアート、写真、映像、デザイン、建築、メディアアートなど幅広い分野を対象とする創造活動全般をいうと規定させてもらっている。そういった中で、総合的な美術館に収蔵する云々というのは少し違う話になってくるかもしれないが、私どもの考え方としては、アートは、かなり広く捉えている。こういった活動がアートフィールド、私ども、いわゆる文化圏という捉え方をしているが、相模原市を中心とした文化圏の中で、あらゆるところで、いろいろな分野の活動がされる、最終的にはこれを目指していこうと考えている。  もう一つ、岡本太郎さんの話もあったが、具体な話で言うと、呼ぶ赤い手、青い手ももう30年ぐらいになるが、今、今後の進め方について、関係部局と協議を始めているところで、そちらについては御承知おきいただければと思う。 ◆金子豊貴男議員 単に箱物、施設としての美術館2館だけではなく、地域全体をアートのフィールドにするという中で、先ほど、小原さんの日時計の話もしたが、こういうものを位置づけてほしいと思う。  あわせて、例えば、旧中村家住宅などは、和洋折衷の江戸時代末期の非常にすぐれた、残っていない貴重な建築物だから、そういうものもしっかり押さえてほしいと思うし、また、相模原市内の若手の漫画家、最近、著名な人たちが相模原にたくさん住むようになって、作品も持っているわけだし、原画はどうなっているのかも含めて、文化のない相模原と言われてきているが、何とか文化のまちにしてもらいたいということを要望しておきたい。 ◆長友義樹議員 いろいろな話が出ているが、ただ、美術館というのは、どういう絵を飾る、どういう美術館をつくりたいというところから始まらなければいけないと思う。漫画だ、アニメだ、日時計も悪くはないかもしれないが、いろいろな方向へ行って、何でもいいから人に来てほしいという感覚はどうかと思う。まず、相模原の美術館はどうあるべきか、どういう美術館をつくろうというコンセプトを持っているのか。  それから、まず、建物ありきのような気がしてしようがない。建物をつくって、作品を入れて、他市から何回も来てもらうことが一番大事だと思う。だから、どういう作品を展示したいのか、まず、それを聞かせてほしい。漫画も、アニメも、いろいろなものがあってもいいかもしれないが、美術館という名前でやっている以上、違うと思う。 ◎荻野市民局次長 まず、本市にゆかりのある芸術家の作品を飾るのが第一だと考えている。先ほど話させてもらったアニメも、確かに市内ゆかりの方はいるが、常設展と企画展という分類にも分かれると思う。私どもは、本来的な調査、研究を行うのは市ゆかりの芸術家で、どちらかというと、そちらを常設的に飾るべきものと考えている。また、その他、コンテンポラリーアート等を含めて、お客を呼べる企画もしていくことになると考えている。 ◆長友義樹議員 美術館をつくれば、当然、常設展もできるだろうし、企画でやっていかなければいけない。前にも質問したが、常設展をやるには、最低でも500点ないとできない。ほかから借りてきて展示する、自分のところで500点持っていれば、穴があいたときに、そこへ自分の持っている作品が飾れる、それが美術館の基本で、それはよくわかっていると思う。  今、本市には、岩橋英遠先生のものなどもずっと買ってきたが、78点しかない。この議論は前からしているが、足りない分は買うという話も出た。その辺はどうなのか。 ◎荻野市民局次長 言われるように、収蔵美術品は100点を欠けている。収蔵美術品については、購入、寄贈、寄託など、いろいろな方法があろうかと思う。必要となる作品数については、当然、美術館の開館までに、何がしかの数は必要だと認識している。今後、収蔵の計画についてもあわせて考えていく中で、数の把握も含め、きちんとさせてもらえればと考えている。また、本市にゆかりがあるからといって、何でも受け付けるのかというのは、また別な話だと考えている。 ◆長友義樹議員 本市にも絵描きは何百人もいると思う。昔も話したが、京都市立美術館は、市立美術館としては日本で一番いい。そこには約5万点の作品が所蔵されている。しかし、5人の課長がいて、そのうちの1人は、絵を寄贈するという人を断る課長である。京都市立美術館に自分の描いた絵が所蔵されていれば、その人の画歴は上がるし、値段も上がる。だから、寄贈したいという人たちがたくさん持ってくる。それを断らなければ困るのが京都市立美術館である。私は、相模原もそういう美術館であってほしいということで、ずっと話をしてきた。相模原の作家の絵を何があっても集めるというのは絶対おかしな話。  それから、これも話したが、山梨県立美術館、ミレーの種をまく人、晩鐘もあった。昇仙峡に行って、石和でお座敷遊びをするという2つのパターンだったのが、文化というものを入れて、ミレーの絵を置いたことによって、物すごく文化度が上がった。そういう相模原であってほしいという思いを持って、ずっと話をしてきた。しかし、何があっても美術館をつくるという方向へ行ってしまって、何があっても絵を買う、集めるという話になったら、私はおかしいと思う。  市長は嫌がるかもしれないが、大川美術館から2,000点の絵の寄贈という話から始まって、日金工の跡地へ美術館というのが大きくクローズアップされた。ところが、寄贈でなく貸与になった。こういうことから来ている。先ほど、森議員も言わないと言っていたが、日金工からの寄附の3億円も宙に浮いてしまって、日新製鋼に行った。しかし、日新製鋼も別の会社に身売りしたという話も出ているから、本当に3億円が来るのかどうか。絵もない、お金もない、でも、美術館は2館つくる、非常におかしな計画だと思うし、他地区から相模原へ見に来てくれるような人を集める美術館をつくるという、確かに文化はいいかもしれないが、どうしてもつくるという理由、もう少しわかるように説明してほしい。 ◎森市民局長 美術品の収蔵について、買うことが優先ではなかったのかという話があったが、決してそのような経過はなく、美術館を効率的、効果的に運営しつつ、なおかつ、多くの市民の皆様に良質な作品を見ていただく上で、まず、相模原市として、どのような芸術的な資源を持っているのかについて十分な調査、研究が必要であることは、これまでもずっと認識として持っていたと私は承知している。相模原市内には、芸術家協会の皆さんを初め、そこに入会されていないような方も合わせて考えていくと、まさに長友議員が言われたように、何百人という芸術家がいる。そういう方たちとどのように連携を図っていけるかというのは、先ほど市民局次長も答えたとおり、単に購入ということでなく、寄贈あるいは寄託、それ以外の連携の方法などにより、多くの作品を展示する方策は、いかようにも考えることができると思っている。  そして、残念ながら、多くの市民の方々は、相模原市が裾野の広い芸術的な要素を持っていることをまだ御存じないことを危惧している。アートラボはしもとのこれまでの取り組みなども一つの大きな手がかりとしつつ、さらには市民ギャラリーでの展示のあり方なども側面支援の形がとれていると思うが、多くの市民の方に、相模原市は本当は芸術的な裾野が広く、多くの芸術家がいて、ゆかりのある作家の方も幅広い分野でいるということを認識してもらいつつ、単に建物を建てることを目標にするのではなく、美術館の中で展開されるさまざまな事業が効果的に達成できる場所の整備をしていきたいというのが私どもの願いである。もちろん、展示する上で必要な施設というのは求められるべきものとしてあるので、効率的、機能的な整備のあり方について、今後、具体的に検討を進めていきたいと考えている。 ◆長友義樹議員 女子美術大学がある、東京造形大学がある、多摩美術大学がある、確かに、条件的にはおもしろい場所にあると思う。しかし、百年も前からあるならいいが、彼らの学校は、相模原に来て、まだ間がない。私は、女子美術大学には、小倉遊亀さんや郷倉和子さん、三岸節子さん、有名な大家の、女流の作品の100号、200号がたくさんあるから、女子美術大学に作品を出してもらって、女子美術大学協賛、相模原市立女流美術館でもつくったらどうか、あるいは貸し画廊の大きいのをつくって、ただで額縁を貸して、宣伝もして、その中の1点を寄贈してもらう。毎月10回展覧会をやれば、1年で100点入る。5年待てば500点来る。その中には大家も出るという話をした覚えがある。そういう形で、まず、建物ありきでないことを考えるのが筋だと思うので、もし、少しでも考えを変えることができるなら、2館一遍につくるのではなくて、作品を考えながら、まず、1つのものを集中してやる、なぜ、そういう考え方が持てないのかを聞いて終わる。 ◎森市民局長 まず、前段あった周辺の美術系大学あるいは市内の美術大学との連携は、私どもとしても、十分、視野に入れている。ただ、それは企画展なりの形で実現できると思っている。これは2館同時ということではなく、相模原につくり上げる美術館については、美術館の運営がすばらしいものになるように、その狙いを持ちつつ、アートラボはしもとでのこれまでの実績にさらにブラッシュアップをかける意味で、アートラボはしもとについては、既存の施設の持っている規模を大きく超えることのない範囲で、あくまでも再整備の形で、明確に美術館として位置づけていく。その点で先行させていった上で、結果として美術館2館ということになるかもしれないが、あくまでも機能としては明確に区分されたもので、2館は連携性を持って、それぞれが市民の皆様の芸術文化の振興に大きく寄与する施設として展開していきたいと考えている。2館を一遍にというところは少しニュアンスが違うと思うので、あえて発言させてもらった。 ◆長友義樹議員 しつこいようだが、相模原市美術館基本構想検討委員会をつくって、つくるという方向へ行けば、依頼された方々は、つくる方向へ進む。これから、相模原が本当に大変な時期を迎え、美術館を2館つくっていく、絵を買って--買うとは言っていないが、買わなければいけない。それを本当に市民が求めているかどうか、ぜひ、よく考えてもらいたい、それだけ言っておく。 ◆桜井はるな議員 私、先日、足立美術館に行ってきた。足立美術館は実業家の足立さんが建てた美術館で、世界一とも言われる、すばらしい庭園がある。例えばアメリカのJ・ポール・ゲティミュージアム、これはポール・ゲティさんという大富豪がつくった。私の感覚では、美術館というのは、大富豪が持っているコレクションでつくられることが非常に多い。本当に美を堪能できる方が集められたものなので、当然、それを見たいという思う人がいる。言葉は適切ではないかもしれないが、寄せ集めではない。私も美術館は大好きで、子供を連れて、上野美術館にツタンカーメンの黄金のマスクを見に行った。歴史の秘宝みたいなものがあるので見たいと思うので、寄せ集めだけで人が集まるかどうかというのは疑問に思う。そのあたりを考えてもらいたいと思う。 ◆松永千賀子議員 これから、市民にアート、美術を普及して、豊かな人生を送ってもらいたいという市の構想が発表されたが、さまざまな意見があることを踏まえて、21ページの運営、事業推進体制で、企画及び評価を行う第三者機関の設置、それから、推進に当たって、効果的な民間活力の導入などがあるが、これらをスタートに当たって、どの時点で導入していくのかということを考えると、ユニコムプラザさがみはらもそうだが、スタート時点の市の一定の目的に照らした、円滑な方向性が見えてきてからにしないと、最初から民間や第三者機関となったときの責任分担に大変危惧を覚えている。きょうの全員協議会でも、また、市民の話をさまざま聞く中でも、そういう点で議論が煮詰まっていないように感じているが、市と民間活力という考え、市がどのように主体的にやっていけるのかという危惧を覚えているので、1点だけ聞く。 ◎荻野市民局次長 美術館の整備に当たっての民間活力の導入だが、アートラボはしもとについては、再整備ということになる。現在、市直営で行っているので、引き続き、市直営になろうかと考えている。  相模原駅周辺に予定している総合的な拠点については、PFI、PPPまたは指定管理者制度の導入も検討すべきものと考えているが、その際に、内容は市が直接やるべきもの、もう少し具体的に言うと、学芸員などが肝だと考えている。市直営的な考え方を持ちつつ、建物の管理などについて、民間のノウハウなり、費用の低減方策が導入できるのであれば、導入していきたいという考え方である。魂は市であるということで考えている。 ○阿部善博議長 他にないか。(「進行」と呼ぶ者あり)  ないので、以上で本件を終わる。 --------------------------------------- △第7回線引き全市見直し(案)について  ○阿部善博議長 日程2第7回線引き全市見直し(案)について、説明をお願いする。 ◎野村都市建設局長 それでは、第7回線引き全市見直し案について説明する。  都市計画区域の整備、開発及び保全の方針案、都市再開発の方針案、住宅市街地の開発整備の方針案及びそれらの概要を取りまとめた全員協議会資料と参考資料をもとに説明する。  まず、A4の全員協議会資料をごらんいただきたい。  2の第7回線引き全市見直しについてだが、市街化区域と市街化調整区域を区分する区域区分の見直しを含め、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針案など、3つの方針を定めるものである。  初めに、(1)都市計画区域の整備、開発及び保全の方針案だが、この方針は、長期的視点に立った都市の将来像を明確にするとともに、都市計画の基本的な方針を定めるもので、今後実施する都市計画に係る事業等について位置づけるものである。  (2)都市再開発の方針案だが、この方針は、計画的な再開発を行う市街地について、その目標や土地の高度利用に関する方針を定めるもので、今後、特に土地利用への転換が必要な地区や実施が予定される市街地開発事業について、この方針に位置づけることとなる。  (3)住宅市街地の開発整備の方針案だが、この方針は、住宅市街地のあり方や住宅建設の方針及び良好な居住環境の確保に関する目標を定め、計画的な住宅市街地の整備または開発が必要な地区について位置づけを行うものである。  それでは、各方針の具体的な内容について概要をまとめた参考資料をもとに説明する。A4カラーの右上に参考資料と記載している資料をごらんいただきたい。  1ページ、1の線引き見直しと2の都市計画の方針については、ただいま説明したとおりである。  2ページをごらんいただきたい。3の都市計画の方針の概要について説明する。初めに、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる整開保についてである。まず、都市計画区域と整開保の構成について説明する。今回の見直しにおいては、相模湖都市計画区域と津久井都市計画区域の2つの非線引き都市計画区域を1つの相模湖津久井都市計画区域とする。このことにより、本市は既存の相模原都市計画区域と合わせて、2つの都市計画区域となり、この2つの都市計画区域を対象として、整開保を一体的に構成することとする。  整開保の具体的な内容について説明する。(1)まちづくりの方針だが、線引き都市計画区域と非線引き都市計画区域の2つの都市計画区域を有する本市では、さまざまな課題に対応し、市全体として一体的なまちづくりを推進していく必要があり、このため、都市部と中山間地域が共存するコンパクトなまちづくりと、コミュニティーの交流を支えるネットワークの構築により、一体的に持続可能な都市を目指すものとしている。  3ページをごらんいただきたい。(2)都市計画区域における都市計画の目標だが、目標年次を平成37年とし、人・自然・産業が共生する活力あるさがみはらを都市像とし、その実現に向けて、総合的、体系的な都市づくりを進めていく。  また、地域ごとの市街地像として、中心市街地として橋本駅周辺、相模原駅周辺、相模大野駅周辺、地域の拠点として淵野辺、上溝、小田急相模原、東林間、古淵、相模湖、藤野の各駅周辺、城山、津久井の各まちづくりセンター周辺、産業を中心とした新たな都市づくりの拠点として麻溝台・新磯野地区、当麻地区、金原地区、民間レジャー施設のある若柳地区などを位置づけしていく。また、今回、新たに周辺の良好な自然環境の保全を前提としながら、地域の特性を生かした観光、レクリエーションの促進により地域の活性化を推進する観光、レクリエーション地、また、良好な自然環境や営農環境との調和を図りながら、地域の固有の資源や特性に配慮し、生活に必要な機能の維持及び地域間の連携、交流の促進による地域コミュニティーの維持を図る既存集落地を市街地像として追加している。  4ページをごらんいただきたい。(4)主要な都市計画の決定の方針だが、まず、土地利用に関しては、広域交流拠点の形成として、橋本駅周辺地区におけるリニア中央新幹線神奈川県駅設置や、相模原駅周辺地区における相模総合補給廠の一部返還に伴うまちづくり、市街化区域への編入を予定する地区として麻溝台・新磯野地区、当麻地区、新たな都市づくりの拠点として新たな産業用地の創出をする金原地区、観光の拠点として若柳地区を位置づけている。  次に、都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針だが、道路については、橋本駅周辺や相模原駅周辺の広域交流の拠点、さがみ縦貫道路インターチェンジ周辺など、都市の交流と連携を担う幹線道路などを位置づけ、また、河川、下水道については、公共下水道及び一級河川相模川流域及び二級河川境川流域等の総合治水対策、浸水被害対策等、さらに、相模原市新たな火葬場整備基本構想の策定を踏まえた方針を位置づけている。  次に、市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針だが、麻溝台・新磯野地区、当麻地区、橋本駅周辺地区、相模原駅周辺地区等を位置づけている。  自然的環境の整備または保全に関する都市計画の決定の方針では、特別緑地保全地区等の地域地区、公園や施設緑地などの都市施設及び樹林地や農地などを含めた自然的環境の整備、保全について位置づけている。  都市計画の見直しの方針としては、長期間未着手となっている道路や公園などの都市施設等について、人口動向や社会経済情勢、将来にわたる都市経営の観点から、その必要性等について検証することを、今回、新たに位置づけるものである。  (5)都市防災に関する都市計画の方針だが、近年頻発している土砂災害への対策として、これまで整開保に位置づけていた火災対策、震災対策、浸水対策に加え、新たに土砂災害対策を拡充した。  以上が整開保についての説明である。  5ページをごらんいただきたい。第7回線引き全市見直しにおける具体的な都市計画素案の一部を紹介する。  相模原都市計画区域では、麻溝台・新磯野地区の約98.6ヘクタール及び当麻地区の約43.2ヘクタールについて、市街地整備の見通しが立った時点で市街化区域への編入を行う、いわゆる特定保留区域に位置づけ、今後、計画的な事業の見直しが立った段階で、市街化区域へ編入することとする。また、市街化区域に隣接し、既に一定程度市街化が進行している市街化調整区域、具体的に青葉地区、大野台地区、鵜野森地区については、赤い点線で丸く示している土地利用の検討を進める地区として位置づけていく。  次に、相模湖津久井都市計画区域だが、観光の拠点が形成されている若柳地区に、商業系用途地域を新たに指定する。また、新たな産業用地の創出による都市づくりの拠点である金原地区では、既に事業による土地利用の転換が図られている金原工業団地西側地区において、工業系用途地域を新たに指定する。なお、計画的な土地利用の見通しのない土沢地区については、これまでの第一種低層住居専用地域を廃止し、用途地域無指定地域とする。  6ページをごらんいただきたい。都市再開発の方針だが、この方針は、区域区分を定める相模原都市計画区域が対象となる。  (1)都市再開発の方針で定める事項だが、計画的な再開発が必要な市街地として一号市街地を位置づけ、一号市街地のうち、おおむね5年以内に市街地開発事業等の面的整備事業や都市施設の整備等を重点的に行う地区として二項再開発促進地区を、一号市街地のうち、重点的に市街地開発事業等を誘導することが望ましく、効果が期待できる地区を誘導地区として、それぞれ位置づけていく。図に示している相模原地区を例に説明すると、点線で囲まれた部分が一号市街地、オレンジ色が二項再開発促進地区、水色が誘導地区である。  (3)計画的な再開発が必要な市街地の方針だが、橋本地区、相模原地区は、リニア中央新幹線の神奈川県駅設置、相模総合補給廠の一部返還に伴うまちづくり、小田急多摩線延伸促進事業等を考慮した見直しを行っている。また、相模大野地区は、再開発事業の完成により、周辺への波及効果を踏まえた見直しを行っている。  7ページをごらんいただきたい。(4)具体的な位置づけを行う地区は、これまでと大きな変更はないが、お示ししている12の地区を位置づけている。  以上が都市再開発の方針についてである。  続いて、住宅市街地の開発整備の方針だが、この方針は、首都圏整備法の規定による近郊整備地帯である相模原都市計画区域が対象となる。  (1)住宅市街地の開発整備の方針で定める事項として、計画的な市街地整備等が必要な重点地区を定めている。  (3)良好な住宅市街地の整備または開発の方針については、住宅市街地の適切な配置及び密度の確保、既成住宅市街地の更新、整備及び新住宅市街地の開発、良好な居住環境の整備改善、これらのことをそれぞれ位置づけている。  (4)具体的な地区等の位置づけだが、神奈川県住生活基本計画に定める重点供給地域のうち、計画的な住宅市街地の整備または開発が必要な地区として、麻溝台・新磯野地区、当麻地区、上九沢地区をそれぞれ位置づけている。  以上が住宅市街地の開発整備の方針についてである。  8ページをごらんいただきたい。線引き見直しに関連する事項として、今回、用途地域指定に関する基準等の改定を予定している。これらの基準については、合併前の旧1市4町それぞれに策定し、現在まで運用しているが、今回の線引き見直しにあわせて、統一化を図ることとする。具体的には、容積率や沿道用途地域の指定範囲などについて、都市計画区域ごとに統一する。また、広域交流拠点等における商業地域容積率の基準の見直しを行っていく。  最後に、4の今後のスケジュールだが、本年3月に市民説明会を実施した後、4月には、ただいま説明した3つの方針及び第7回線引き全市見直しに関する区域区分などの具体的な都市計画の素案を策定する。その後、6月ごろから都市計画説明会を初めとした都市計画手続を行う予定としており、8月に公聴会、12月に法定縦覧を行い、平成29年2月ごろに都市計画審議会を経て、3月に都市計画の変更告示を行っていきたいと考えている。  以上で説明を終わらせてもらう。 ○阿部善博議長 ただいまの説明について、質疑、発言があったらお願いする。 ◆金子豊貴男議員 都市計画審議会などでも、この問題は課題で、今やっているわけで、余り議論することはできないが、何点か気がついたことで、きょうの参考資料の3ページに、地域ごとの市街地像というのがあって、先ほどの説明でも、新たに観光、レクリエーション地、既存集落地と出てくるが、特に観光、レクリエーションのことを考えたとき、ここで出されているのはいずれも津久井地域だが、旧相模原市域でも、田名などは観光協会もあって、いろいろな議論あるいは促進をしているので、そういう点を少し考慮したほうがいいのではないかと思う。  また、既存集落という表現になっているが、今、限界集落に近いので、そういうところも含めて、集落という表現でいくならば、もう少ししっかりした議論もすべきではないかと思う。  全体を考えたときに、相模原市も人口減少社会に入ってきて、今までのように人口がふえていくところではないので、開発の方針とはいっても、少し軌道修正していく必要もあるのではないか。その点について、見解があれば伺いたい。 ◎森まちづくり計画部長 観光、レクリエーション地については、参考資料では津久井湖畔等という表現だが、決して津久井地域だけに限定しているわけではない。当然、旧相模原市域にも観光、レクリエーション地としての位置づけができるようなところもあるだろうし、地域資源については大事にしていきたいと考えている。  それから、既存集落というのも津久井地域に限定したことではなく、2ページにまちづくりの方針の図を示しているが、旧相模原市域でも既存集落と呼ばれるところはあると思っており、そういったところでの人口減少や地域の活力の低下については、都市計画としても何らかの手だてをして、特にコミュニティーの維持などについては、コンパクトシティ、既存集落のコンパクト化も視野に入れながら、既成誘導することになると考えている。拠点的な中心市街地の都市機能を高めるのとあわせ、そうでない、位置づけが余りできないようなところについては、やはり立地適正化等、将来の定めをしていくことも考えながら、コンパクトシティということを頭のどこかに置きながら既成誘導を図ることが非常に重要だと考えている。 ◆金子豊貴男議員 津久井湖畔等のなど書きのところは、もう少し大きな発想、全体のことを見るということで進めてほしいと思う。  その点で、例えば整開保の図面を見ると、旧相模原市域の首都圏近郊緑地保全地域に指定されている隣接地、鵜野森や大沼などが、少し開発にかかってくるようにも見えてくる。このあたりは旧相模原市域の緑地保全という点でも非常に重要なエリアなので、開発だけが先行する方針ではなく、しっかり押さえてほしいと思う。  もう一つ、都市計画道路なども、ここのところで、線を引いて、見直しが始まってきたが、それでも、ここも見直したほうがいいのではないかというところがあると思う。特に他市と隣接している幾つかの路線については、線引きの中で出せるかどうかは別問題だが、この辺は、しっかり議論も進めてほしいと思う。  あわせて、津久井広域道路、丸点でずっと、今のところ藤野まで残っているが、これがどうなるのかも非常に注目するところで、ずっと絵として生きていけば市民の期待もあるので、期待があるのだったら、それに応えるように具体化を図っていかなければいけないのではないかと思うので、この点も要望しておきたい。 ○阿部善博議長 他にないか。(「進行」と呼ぶ者あり)  ないので、以上で本件を終わる。  以上をもって全員協議会を閉会する。    午後4時26分 閉会