◆阿部善博委員 予算主要施策説明書58ページの感染症予防対策事業に関連して、今回の新型コロナウイルスのような大規模な感染症が発生した際の本市の職員体制、医療体制、また、こうした感染症に対する基本的な考え方を伺う。 ◎小林健康福祉局長 今回の新型コロナウイルス感染症への対応だが、本市においては昨日までに14名の感染が確認され、深刻な状況となっている。これまで市としては新型コロナウイルス感染症に関する連絡会議や危機対策本部会議を開催し、情報の共有、対策について検討するとともに、現在、危機対策本部体制を敷いて市長を先頭に拡大防止対策などさまざまな施策に全力で取り組んでいる。職員体制については、保健所内の職員や全庁的な中で職員を保健所に寄せてもらって対応している。 ◆阿部善博委員 職員の安全対策等、さまざま心配される部分もあるので、しっかりとした対応をしてもらいたい。また、さまざまな情報が飛び交い、迅速に正確な情報をどこで得たらいいのかということが一つの大きな課題になっている。この点について、市としてどのような形で取り組んでいるのか。 ◎小林健康福祉局長 先月28日に本市として国に緊急要望した中で、市民の不安払拭に向けた正確な情報発信などについても要望している。いろいろなうわさもある中で、今後も市民の不安を取り除くため、最新かつ正確な情報を迅速に伝えるということで、市ホームページ等々で正確な情報を伝えていきたい。 ◆阿部善博委員 いつも市ホームページを見ているが、きちんと必要な情報が入っていて、しっかりしていると思う。一方で、自分で仕入れた情報をSNS等で発信することで、それが真実なのかわかりにくくなり、結局、一番たどり着かなければならないところにたどり着けないような状況も見られると思う。ふだんの危機対策として考えることは必要だと思うが、今の状況下で不確かな情報で市民が不安になったりしないよう、正確な情報は行政のホームページにあるということをしっかり伝えていくため、ターゲットがしっかりしていれば、広告費をかけてホームページでピンポイントに相模原市民に新型コロナウイルスの情報はここにあるということを流すこともできる。そうしたことをしっかりと踏まえて、市民に正確な情報を届けて、しっかりとした体制がとれるようにしてもらいたい。市においてはシビックプライドという観点でたくさんの取り組みをしていると思うが、こうしたときに頼れる行政が一番のシビックプライドにつながるのではないかと思うので、しっかりとした取り組みを求める。  また、そのほか衛生費については、私どもの会派では大分県臼杵市などに視察も行ってきた。うすき石仏ねっとということで、さまざまな医療機関が持っている個人の薬の情報や健康診断の結果、病歴、アレルギー等の医療情報をデジタル化することで一本化し、倒れた場合に救急対応の方がすぐにそうした情報を見られるようになっている取り組みも見てきた。無駄な診察が繰り返されることも避けられるので、市としても新年度、そうした取り組みをぜひとも進めてもらいたい。情報をデジタル化することで共有し、利便性を確保し、市民の大切な命を守ってもらいたいと要望する。  また、口腔衛生事業費については、昨年の決算審査において、歯と口腔の健康づくりについては市民からも条例化の要望があり、審議会で議論したいと答弁もあった。審議会も傍聴させてもらったが、前向きな意見があったように感じているので、ぜひとも今予算の中でしっかりと取り組んでもらえるよう要望する。 ◆阿部善博委員 令和2年度予算案の本分科会所管部分について、市としてどのような評価、展望を持っているのか総括的に伺う。 ◎隠田副市長 令和2年度の本分科会所管部分、健康福祉局とこども・若者未来局の予算ということになるが、市全体の方針として新規、拡充事業の凍結、今後本格化する大規模事業の一時凍結といった基本方針を踏まえて予算編成に取り組んだ。しかしながら、喫緊の課題あるいは国の制度改正でどうしてもやらなければならないと判断した事業、具体的には産前・産後支援事業や在宅医療・介護連携支援センターの設置、ロタウイルスワクチンの定期予防接種等々については入れさせてもらった。また、児童虐待が非常に課題となっているので、児童相談所の体制強化も含めて予算立てをしている。また、市単独扶助費等については、今回の予算の中では時間的な問題もあり、大胆な見直しができなかった状況である。それでも特別会計とのいろいろなやりとりの中で、一般会計の一般財源がふえないような工夫をした。扶助費の見直しについては、今後、行財政構造改革の取り組みがあるので、この中でしっかりと検討して、来年度以降の予算に反映させていきたい。 ◆阿部善博委員 必要最低限の施策については喫緊の課題ということで取り組むということで、その点はよかったと思った。また、代表質問で議論もあったが、新市長の選挙後初めての予算編成で、対応できなかった施策なども多数あるとのことだった。こうした中にも市民に必要でよい施策がたくさんあったのではないかと感じている。事業の精査、手法の見直しは新しい施策に取り組むために必要なものでもあると思うので、事業の精査を進めつつ、また、扶助費の見直し等はしっかり進めながら、本年度予算の執行はもちろん、柔軟な対応で必要な施策が少しでも実施されていくように求める。  また、当初予算案の概要にもあるが、制度を維持して安定的に市民に必要なサービスを提供していくためには、その方法が現在の事業の見直しにおいては大変厳しいものがあるのではないかと想定される。ただいまの答弁にもあったように、どこまで扶助費を見直していくかというところは、現実に具体的な話となるとかなり厳しいのではないかと誰もが想定している。また、見直しに伴って、一つ一つ、市民の理解を得ていくということも大変な労力を要するものだと思っている。しかし、どれも大切なことなので、取り組みに当たっては情報をしっかり公開して、市民への丁寧な説明を行いながら進めてもらいたい。また、財源の確保については、見直しだけではなく、大胆な発想で新たな財源を生み出していくことがこれからの自治体には求められていると思うので、そのことを求めておく。