【会議全体】平成26年 3月定例会議 03月24日-07号
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- #63 32番(沼倉孝太議員)新政クラブを代表いたしまして、提案されております議案第1号平成26年度一般会計予算、各特別会計予算及び下水道事業会計予算に対しまして、いずれも各委員長の報告のとおり、可決することに賛成の立場から討論を行います。 市制施行60周年となる平成26年度は、加山市長2期目の総仕上げの年であり、新・相模原市総合計画中期実施計画のスタートを切る重要な年度であります。我が国の経済情勢は、アベノミクス効果などにより、緩やかな回復傾向にあるものの、消費税率引き上げの影響が懸念されるなど、先行きは不透明であり、社会構造の変化などの要因も相まって、本市の財政運営は依然厳しい状況にあります。こうした中、市民の暮らしの向上や広域交流拠点都市としてのさらなる発展に向け、各分野の行政課題に配慮し、中期実施計画の着実な推進を目指した予算編成に努められましたことは、昨年9月に我が会派から市長に提出をいたしました平成26年度政策提言書において唱えました「市民生活向上にむけ着実な施策展開を!果敢に挑戦!」というテーマを正面から受けとめ、反映していただいたものと高く評価するものであります。 それでは、平成26年度一般会計予算の主な点につきまして、まず、歳入に関して申し上げます。 市税につきましては、景気の回復基調を背景にした個人、法人市民税の増収と大規模な倉庫の新築等による固定資産税、都市計画税の増収を見込み、40億円の増加となっております。しかしながら、今後の経済情勢は、依然、不透明感が強いことから、収納対策の強化や低未利用資産の活用などにより、一層の歳入の確保に取り組まれることを要望いたします。 次に、市債についてであります。国の補正予算を受けた平成25年度3月補正予算と一体編成した合計の予算額で見ると、前年度に比べ、約1億円の減額となっておりますが、健全財政の維持のため、今後3年間の発行限度額を950億円と定めたとのことですので、その達成に向け、起債事業の精査に努めていただくことを要望いたします。 また、臨時財政対策債については、平成25年度から20億円の増加となる150億円を計上し、市債全体の5割近くを占めており、平成26年度末の市債残高に占める割合も約4割となる見込みであります。このことに関しては、予算、決算の審査のたびに、我が会派からの討論で申し上げているように、この制度の廃止とともに、地方交付税の法定率引き上げによる対応により、交付税として直接交付することを国に対し、引き続き強く働きかけることを求めます。 次に、財政調整基金についてでありますが、大雪対策のための補正予算の財源として7億円を取り崩したことに加え、平成26年度予算においても、68億円を取り崩すこととしていることから、来年度末の残高は74億円と、この10年間を見ても最低の残高となる見込みとされております。年度間の財源の不均衡を調整することを目的とした基金という性質上、重要な役目を持つ基金であることから、一定規模以上の残高を安定的に維持していく必要がありますので、取り崩しの抑制と積み増しに努めていただくことを要望いたします。 次に、歳出及び主要な施策について申し上げます。 初めに、都市基盤整備と産業の活性化についてでありますが、厳しい財政状況にあっても、広域交流拠点都市としてのさらなる発展のためには、中長期的な戦略性のある施策展開をする必要があります。さがみ縦貫道路の開通やリニア中央新幹線の県駅設置、相模総合補給廠の一部返還など、本市のポテンシャルを飛躍的に向上させる事業を機会として捉え、橋本、相模原両駅周辺地区の整備計画策定の着手や、これらに関連し、JR横浜線の連続立体交差化の調査などに取り組むことは、大いに評価し、また、期待をするところであります。このほか、推進に向けた署名活動が行われた小田急多摩線の延伸への取り組み、さがみ縦貫道路のインターチェンジ周辺における新たな産業拠点の形成など、積極的に取り組むことを要望いたします。また、議員提案によって成立した、がんばる中小企業を応援する条例が本年4月1日に施行されることを受け、平成25年度補正予算を含め、市内中小企業の経営支援と雇用対策を拡充することについても評価するところであり、その成果を期待いたします。 次に、防災、減災対策についてでありますが、東日本大震災を教訓に、この3年間、本市の防災力を高める、さまざまな取り組みを精力的に進めてきたところでありますが、さきの大雪の猛威は、私たちに自然災害の恐ろしさと、あらゆる可能性を想定した備えの重要性を改めて認識をさせました。こうした中、平成26年度も、大規模災害に備えた、さがみはら防災・減災プログラムの集中取り組み期間として、平成25年度3月補正予算との合計で、30億9,000万円の予算を計上し、緊急性の高い事業の実施を予定しており、地域防災力の向上や避難対策の充実が着実に進められていることを期待するところであります。 次に、福祉、健康医療施策についてでありますが、福祉分野では、特別養護老人ホームの待機者解消に向けた整備促進や、地域包括支援センターの増設、障害者相談支援キーステーションの設置など、また、保健医療分野では、小児医療費助成の拡充や風疹抗体検査の実施、胃がん検診内視鏡検査の拡充、寄附講座の設置等による総合診療医の育成、確保など、厳しい財政状況下にあっても、新規事業の実施や既存事業の拡充に積極的に取り組む姿勢を評価するところであります。福祉と保健医療の連携により、市民ニーズに的確に対応したサービスの提供体制の一層の整備に努められるよう要望いたします。 次に、基地対策についてでありますが、引き続き、相模総合補給廠の一部返還及び共同使用の早期実現と、いわゆる返還4事案の早期実現、また、米空母艦載機やヘリコプターによる基地周辺の騒音被害の解消などに、鋭意取り組まれることを要望いたします。 次に、子育て支援及び教育関連についてであります。保育所の待機児童解消のための対策としては、民間保育所の整備や小規模保育事業の実施等により、約550人分の受け入れ枠拡大を図ることとされております。こうした環境整備が新たな需要を呼び起こす中で、待機児童の完全解消は難しい課題でありますが、知恵と工夫により、積極的な事業推進を図るよう強く要望いたします。 教育につきましては、小学校への児童支援専任教諭の配置のほか、中学校3年生の35人以下学級のモデル校での実施、要望の高かった小中学校の空調設備の全校への設置に向けた基本設計の実施など、教育環境の改善のため、積極的な対応を図ることとしていることは、高く評価するところであります。また、社会的に大きな課題となっているいじめ問題に対しては、各校への支援や地域の連携強化などに努められており、この問題に本気で取り組む姿勢がうかがえることを高く評価するものであります。今定例会議において、先般、可決、成立いたしましたいじめの防止等に関する条例及びいじめ防止基本方針に基づき、さらなる体制の整備とともに、教育委員会はもとより、学校、家庭、地域及び関係機関が一体となって、総合的な取り組みによる実効的な対策を期待いたします。 次に、環境施策についてでありますが、環境共生都市の実現に向け、地球温暖化対策の推進や資源循環型社会の形成などにおいて、着実な歩みを進めているところですが、平成26年度は、特に生物多様性地域戦略の策定や本市の地域特性を踏まえた環境影響評価制度の構築に期待するところであります。 次に、市民協働によるまちづくりについてでありますが、市民協働推進基本計画に基づき、市民協働推進大学事業やボランティア活動認定制度の創設が予算化されており、市民が地域社会の担い手として、主体的にまちづくりに取り組むための施策の一層の推進に期待をいたします。また、協働によるまちづくりにおいては、各区の役割が重要であり、そこを舞台に、区民会議やまちづくり会議における話し合いをもとに、区ビジョンに掲げた施策の推進や魅力づくり事業が協働の視点から活発に展開されることを期待いたします。 次に、文化やスポーツの振興についてでありますが、美術館の建設に向けましては、検討委員会の答申を踏まえ、新たな美術館の機能や事業活動のあり方について、基本構想を策定することとされておりますが、本市のイメージ形成にも大きな役割を果たすことも考慮し、その建設場所や施設内容などについて、十分吟味の上、検討を進められるよう要望いたします。 スポーツに関しては、市民がみずから行うスポーツのほか、観戦、応援を楽しむスポーツの場と機会の充実とともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、障害者スポーツの振興にも一層力を注ぎ、本市から世界のトップレベルの競技で活躍する障害者アスリートも育つような環境づくりを要望いたします。 ところで、将来にわたり、持続的な都市経営を進めていくためには、ブランド戦略に基づく積極的なシティセールスを進めつつ、中長期的な視野を持って、税源の涵養につながる都市基盤の整備や産業政策に取り組むことが必要ですが、その一方で、今後も予想される厳しい財政状況において、より効率的で効果的な施策展開と組織運営を行うことが重要であります。そのため、今後も都市経営指針とその実行計画に基づき、徹底した取り組みを継続されることを要望いたします。その中では、今後大きな課題となる公共施設や土木施設の維持管理や更新に当たり、それぞれの基本指針や方針に基づき、総コストの縮減と年度ごとの経費平準化に適切な手法による管理運営に努められることを改めて要望いたします。 本年12月には、JAXAにより、我が国の科学技術と宇宙探査のシンボルとなったはやぶさの後継となるはやぶさ2が、新たな夢と希望とともに打ち上げられる予定です。そのふるさととなる相模原市も、平成26年度を市民が希望を強く抱く飛躍の年にしたいと思います。新政クラブといたしましても、各区で開催しております市政報告会の議論等で伺った市民の皆様の意見を議会での活動に反映し、よりよい市政の実現に向け、取り組んでまいりますが、市におかれましても、市長を先頭に、全職員の英知を結集し、市民との協働のもと、都市としての総合力を高めるための諸施策の推進に精力的に取り組まれることをお願いいたしまして、平成26年度一般会計予算、各特別会計予算及び下水道事業会計予算について、賛成討論といたします。 御清聴ありがとうございました。(拍手) P.514 須田毅議長
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出典と確認状況
収録範囲:付属の議事録です。議会史・よもやま話の資料として、会議全体(他の議員・執行部の発言を含む)を原文のまま載せています。本体の検索・一覧・件数には含めていません。
出典確認済み。公式資料:https://ssp.kaigiroku.net/tenant/sagamihara2/SpMinuteView.html?council_id=183&schedule_id=8&power_user=true
相模原市 平成26年 3月定例会議 03月24日-07号(公式発言集)
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記録ID 01a0c3ab-687a-71de-aac3-597ff9fa7f11 最終更新 2026/09/21 20:40